カラー複合機は長く使うものですので、ランニングコストが安いものを選ぶのが得策です。カラー複合機のランニングコストの内訳とはどのようなものがあるのでしょうか。単純に考えると、1枚あたりにかかる印刷コストが思い浮かびます。
今回は、ランニングコストが安いカラー複合機についてランキング形式にてご紹介しますので、あなたのこれからのカラー複合機選びの参考にしてみてください。納得のいく一台を見つけてみましょう。
目次
1.カラー複合機にかかるランニングコストとは
カラー複合機を導入するにあたり最も気になるのがランニングコストですが、その内訳としてはレンタルの場合は「機器のリース代」、「保守料金」、「用紙やインクなど」の消耗品が挙げられます。
カラー複合機を購入した場合は当然のことながら、機器のリース代はかかりませんが、高額な商品であるため、リース契約する場合が多くその価格は機器のメーカー販売価格に比例しています。
保守料金については、最近はカウンター保守が主流になっています。この場合はモノクロの印刷枚数が1,000枚、カラーの印刷枚数が200枚程度になった時に保守が行われます。一般的には、モノクロ使用料金が3,000円の保守料金となり、カラー使用料金も3,000円の保守料金で、合計6,000円程度の保守料金がかかるのが一般的です。
また、用紙やインクなどの消耗品に関しては、メーカーが発表している1枚あたりの印刷コストが参考になります。また、トナーがどのくらい持つかも一つの判断目安となりますので、この辺りのスペックを押さえておくと参考になるでしょう。さらに、トナーの料金などもランニングコストの目安となります。
次項では、一枚あたりのコストに特化して、オススメのカラー複合機をランキング形式にて比較して、ご紹介をしてきますので是非、参考にしてみてください。
2.ランニングコストが安いカラー複合機をランキング形式でご紹介
1.キャノン:MF726Cdw
このカラー複合機の1枚あたりの印刷コストは、モノクロ印刷の場合3.1円と最もやすくなっています。カラーの場合は1枚あたり16円です。なお、モノクロ時のトナー印字枚数は3,400枚で、カラーのトナー印字枚数は2,900枚で、たくさんの印刷をしてもトナーは簡単には減りません。今回ご紹介する中では最もトナー容量が大きくなっています。
2.NEC:PR-5650F
このカラー複合機の1枚あたりの印刷コストはモノクロ印刷の場合3.3円、カラー印刷の場合18.1円です。トナー容量に関しては、モノクロは2,000枚分、カラーは1,400枚分です。
3.リコー:SP C250SFL
このカラー複合機の1枚あたりの印刷コストは、モノクロ印刷の場合3.7円、カラー印刷の場合16.4円です。トナー容量に関してはモノクロ印刷に関しては2000枚、カラー印刷に関しても2000枚です。
4.ブラザー:MFC-9340CDW
このカラー複合機の1枚あたりの印刷コストは、モノクロ印刷の場合、3.7円で、カラー印刷の場合17.3円となっています。トナー容量に関しては、モノクロ時は2500枚、カラー時は2200枚です。
以上4機種をご紹介しましたが、どのカラー複合機も、コピー機能とプリントアウト機能、ファックス機能、スキャナ機能などが搭載されています。両面印刷に関しては、対応しているものとしていないものがあり、
MF726Cdw:対応
PR-5650F:非対応
SP C250SFL:対応
MFC-9340CDW:対応
また、オートシーダー機能に関してはそれぞれスペックが異なり、
MF726Cdw:最大50枚
PR-5650F:最大10枚
SP C250SFL:最大35枚
MFC-9340CDW:最大35枚
なお、どのモデルもUSBポートを搭載し、USBからの印刷やスキャンデータのUSBメモリーへの格納が可能です。更に、どのモデルも無線LANと有線LANに対応しています。
ランニングコストを考慮する上でトナー料金が気になるところですが、参考価格を上げると
MF726Cdw:約8,000円
PR-5650F:約3,000円
SP C250SFL:約7,000円
MFC-9340CDW:約16,000円
というスペックです。
3.まとめ
カラー複合機を購入やレンタルする上では、長い期間使うものですから、ランニングコストがとても気になるはずです。今回はランニングコストが安い機種を比較しながらご紹介してきました。
特に1枚あたりの印刷コストが安く、インクトナーが安いものがランニングコストを抑えてくれるはずです。もしレンタルをするのであれば、レンタル会社とも相談しながら、ランニングコストが安いカラー複合機を上手に見つけてみてはいかがでしょうか。